原了郭の創業は元禄16年(1703)にさかのぼります。
江戸期の「原了郭」のにぎわい
毎年年末の恒例時代劇が放映されます「赤穂義士四十七士」の一人である原惣右衛門元辰の一子・原儀左衛門道喜が剃髪をして、「了郭」と(号し)名のって、祇園に開業したことにが始まりです。
儀左衛門は当時の漢方の名医・山脇先生のもとで香煎の処方を学び、その製造を家業とし、以来、歴代当主は一子相伝による秘伝の製法を受け継ぎ、すべての工程に手間ひまを惜しむことなく現在にいたるまで製造を続けています。
原了郭で作られた御香煎は、古くから公卿、宮家、茶人、文人墨客などの風流人に愛されて、明治から大正期にかけては「宮内省御用品」の栄誉をうけ、黒七味を生み出し、現在では御香煎6種と薬味3種の「祇園名物」をお届けしています。
「原了郭」に伝わる「禁裏御所御用品」の看板
「原了郭」
「電話」 075-561-2732 「FAX」 075-561-2712
「営業」 10:00~6:00 「休日」 木曜
「住所」 〒605-0073 京都市東山区祇園町北側267